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Last updated 14 minutes ago

不運を乗り越え、今季2勝目を挙げたフェルシュフォー「優勝できるとは思わなかった」/FIA F2第6戦レース1

21 minutes ago

 5月31日、2025年FIA F2第6戦バルセロナのスプリントレース(決勝レース1)が開催され、リチャード・フェルシュフォー(MPモータースポーツ)が今季2勝目を飾った。  アレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/マクラーレン育成)が2位、ラファエル・ヴィラゴメス(ファン・アメルスフォールト・レーシング)が3位を獲得している。  第3戦ジェッダのフィーチャーレースに続く優勝を掴んだフェルシュフォーは、スプリントレース終了直後の記者会見で「正直、トップに立てるとは思わなかった」とレースを振り返った。 「F2には長い間(2021年から)参戦しているけど、今回は本当にクレイジーなレースだったね。スタートでストールしてしまったのは残念だったけれど、序盤は粘り強く走っていたよ。セーフティカー(SC)が出た後、チームは自信をもって正しい判断を下し、ピットインの指示をくれたんだ。僕はその指示に従い、最終的には素晴らしいレースをすることができた。それでも最後は少しトリッキーで、アレックス(アレクサンダー・ダン)は本当に速かったけれど、トップになれて本当に嬉しいね」 「正直、ソフトとハードの違いはわからなかった。2、3周は影響が出ると思ったけれど、(タイヤ交換後の)6周すべてでここまで大きなグリップ差が出るとは思いもしなかった。だからトップ7はピットに入る選択をしなかったんだと思う。(終盤は)アレックスがDRS圏内にいると分かっていたから、とにかく粘り強く走った。逃げようとしていたわけではなく、ギャップをコントロールしようとしていたんだ」 「(チェッカーを受ける)数周前にアクシデントがあって、まっすぐ走れなくなってしまったんだ。それに、アクシデント後のストレートでは、スピード不足を感じていた。何が起こったのか正確には分からなかったけれど、マシンに大きなダメージを受けたと思ったから、ピットに戻ることも考えた。それでも持ちこたえて、1位でフィニッシュすることができたから、とても嬉しかったよ」 「イモラでは体調を崩してしまったし、モナコでは1周目のアクシデントが少し残念だった。それでも、今のところは良い仕事をしているし、安定した走りができていると感じるから、自信を持っているよ。8位のまま終わるのではなく、優勝できたのはとても嬉しいから、この喜びを受け止めたいと思う。でも、明日はまた1からのスタートだから、全力を尽くすよ」 2025年FIA F2第6戦 レース1で今季2勝目を飾ったリチャード・フェルシュフォー(MPモータースポーツ) 2025年FIA...

求めていた「貼り付いたような感覚」には近づけず。Q1のアタックにミスはなし、滑るマシンに苦戦【角田裕毅F1第9戦展望】

about 1 hour ago

 2025年F1第9戦スペインGPの初日から苦しんでいた角田裕毅(レッドブル)のペース不足は、結局土曜日になっても解決されなかった。 「クルマのグリップレベルが全体的に僕の予想とは大きく異なる感覚なんです。何度も『貼り付いたような感覚』になるよう解決を試みましたが、根本的な解決策にはなりませんでした。残念です」(角田) 2025年F1第9戦スペインGP 角田裕毅(レッドブル)  土曜日の午後12時半から始まるフリー走行3回目に向けて、角田はエンジニアたちとともにセットアップを変更していた。しかし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとコンマ5秒以上の差をつけられ、14番手に終わった。  金曜日の夜に行ったセットアップ変更がうまくいかなかったのか? しかし、角田は問題はそれではないと言う。 「セットアップの問題ではないと思います。もちろん、クルマを改善するためにフリー走行でいろんなセットアップを試したことは確かです。でも、それらのいいところをうまくまとめられたと思っています。だから、クルマのバランスはそんなに悪くはありませんでした。予選のQ1のアタックも、2セットのタイヤともミスすることもありませんでした。なのに、順位が上がらない」  ヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は「フロアが旧仕様なのでQ3は厳しいだろう」と覚悟していたが、予選はQ3はおろかQ2へも駒を進められなかった。しかも、最下位の20番手。この結果に、フロアに問題があったのではないかと指摘する者もいる。角田はそれも否定した。 2025年F1第9戦スペインGP 予選後、体重測定を終えて車検室から出てくる角田裕毅(レッドブル) 「最後のコーナーで、少しアグレッシブに運転しましたが、乱暴な運転ではなかったと思います。だから、フロアに損傷を与えたとは思っていません。他の多くのドライバーもそこを通過していましたから」...

スバル、新型車両および水平対向エンジンの開発を明らかに。「スーパー耐久で鍛え上げられたら」

about 1 hour ago

 6月1日にスバルは、ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』が行われている富士スピードウェイで記者会見を実施し、これからのレース活動の新たな目的のひとつとして、新型の標準水平対向エンジンや、“尖った”新型車両の開発を進めていると明らかにした。  2022年から、メーカーの開発車両が参戦できるST-Qクラスで活動しているTeam SDA Engineering。2025年は、HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT(ハイ・パフォーマンス・エックス・フューチャー・コンセプト)を使用して、水平対向ターボエンジンでのカーボンニュートラル燃料の使用や、廃材を使用したカーボン部品の開発および実戦投入を進めている。  今回行われた会見には、チーム代表の本井雅人氏、取締役専務執行役員の藤貫哲郎CTO(最高技術責任者)、乾保技術本部長の3人が出席。なかでも藤貫氏は、これからのスーパー耐久での活動について話すなかで、新型車両と新型エンジンの用意を進めていることを明かし、レース活動を通して開発を加速させたい意向を示した。...

今季最大マージンでポールを獲得したピアストリ「惨めだった2024年スペインの雪辱を果たした」

about 3 hours ago

 2025年F1スペインGPの予選で、マクラーレンのオスカー・ピアストリは今季4回目のポールポジションを獲得、ランド・ノリスは2番手に続いた。  ピアストリはFP2、FP3、予選Q1、Q2とトップタイムをマーク。しかし、Q3の最初のランではノリスがチームメイトのトウ(スリップストリーム)をわずかに利用した後、トップタイムを記録し、暫定ポールを確保した。ところが最後のアタックではノリスは何度かミスを犯し、一方ピアストリは大幅に自己ベストタイムを更新。結局ノリスに0.209秒の大差をつけて、ポールポジションを獲得した。  ポールと2番手のギャップとしては、0.209秒は今シーズンここまでで最大のタイム差だ。 2025年F1第9戦スペインGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)FP3 1番手(1分12秒387/14周)予選 1番手(Q1=1番手1分12秒551:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分11秒998:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分11秒546:ソフトタイヤ) 2025年F1第9戦スペインGP 予選トップ3のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 「とてもうれしい。ここまで良い感じだ。週末の出だしはあまり良くなくて、少し苦戦していたが、昨夜、ペースを少し見つけられたと思う。今日はマシンがものすごく良かった」 「自分自身も良いラップを何回か決められたと感じている。チームのハードワークに感謝したい。12カ月前のここではとても惨めな状況だったが(注:2024年スペインGP予選で、ノリスがポールを獲得したのに対し、ピアストリは10番手だった)、それを最高の形で挽回できた。素晴らしい結果だよ」...

小林可夢偉がハースF1をドライブ!? インスタグラムに衝撃の投稿が登場

about 3 hours ago

 日本時間5月31日、小林可夢偉がInstagramに1枚の写真とともに「11年ぶりにこのビーストと再び楽しい時間を過ごせました(※原文は英文)」と投稿した。  さらに可夢偉は「この機会をくれてありがとうございました」と、TOYOTA GAZOO Racing、そしてハースF1チームへの感謝の言葉を綴った。  2014年第19戦アブダビGPから数えて11年ぶりに、可夢偉がF1をドライブしたようだ。  可夢偉がInstagramに投稿した写真はハースのピットで撮影されたもののようだ。ハースのスタッフが見守るなか、星のデザインが入るヘルメットを被るドライバーの姿があり、ヘルメットにはハース・オートメーションやマネーグラム、TOYOTA GAZOO Racingのほかに、『@Kamui_Kobayashi』の文字も見えることから、可夢偉本人のようだ。  ただ、具体的にどのようなクルマに、どのようなかたちでドライブしたのかは記されてはいない。ただ、投稿者が設定できるInstagramの位置情報はポール・リカール・サーキットとなっており、「この2日間、僕の首が丈夫だったことにも感謝します」と、本人が投稿していることから、ポール・リカール・サーキットで2日間、ハースのF1マシンをドライブしたのではないかと推察できる。  可夢偉は2009年シーズン終盤にトヨタからF1へデビュー。トヨタのF1撤退後はザウバーで3シーズンを戦い、1年のWEC参戦を経て、2014年にケータハムからF1に復帰。ケータハムではチームの財政状況悪化に伴う数戦の欠場を挟みながら、最終戦アブダビGPまでステアリングを握った。  今回のハースでのドライブはいったいどのような内容だったのか、また可夢偉は久々のF1ドライブを経験し、何を思ったのだろうか。気になることが尽きない投稿は、見る者に衝撃を与えた。 2014年第19戦アブダビGP...

富士24時間の夜間はクラッシュと濃霧で長い中断。コンディション回復の7時45分から後半戦へ

about 5 hours ago

 5月31日~6月1日にかけて行われているENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』。31日の16時からスタートした決勝は、1日の8時で16時間が経過し、ST-Xの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/太田格之進/チェン・ディーン/トム・カレンダー/元嶋成弥)が総合首位を走行している。  悪天候により1時間遅れでスタートした決勝は、夜間走行に入ってからも天候に影響を受ける展開となった。22時25分には濃霧によりセーフティカー(SC)導入となり、23時52分までおよそ1時間半のSCランが続いた。  解除後、各マシンがレースを展開していくなかで、4号車YAMATO FITが接触の影響でコース上にストップしてしまい3回目のフルコースイエロー(FCY)が導入。解除後には24時23分にはコカ・コーラコーナーのアウト側にAutoLabo Racingの290号車スズキ・スイフトスポーツがトラブルで停車し4回目FCYが続く。  0時56分には、ST-Zクラスのトップを走行していた26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ...

【途中経過】2025スーパー耐久第3戦富士24時間/決勝16時間後

about 5 hours ago

 5月31日16時にスタートしたENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』の決勝レースは、6月1日8時に開始から16時間が経過。この時点ではST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/太田格之進/チェン・ディーン/トム・カレンダー/元嶋成弥)が総合トップを走行している。 ■2025スーパー耐久第3戦富士24時間 決勝16時間途中経過(編集部集計) Pos.No.ClassCarLaps 133ST-XCraft-Bamboo Racing...

フェルスタッペン予選3番手「マシンの力を絞り出すことができて楽しかった」マクラーレンへの挑戦を諦めず

about 6 hours ago

 2025年F1スペインGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手を獲得した。  オスカー・ピアストリ(マクラーレン)のポールポジションタイムからは0.302秒と大きく離されたが、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)のタイムとの差はわずか0.093秒だった。一方、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がフェルスタッペンと同タイムを記録したが、フェルスタッペンの方が先にこのタイムを出したため、ラッセルは4番手となった。 2025年F1第9戦スペインGP 予選3番手のマックス???フェルスタッペン(レッドブル) ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)FP3 5番手(1分13秒375/14周)予選 3番手(Q1=2番手1分12秒798:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分12秒358:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分11秒848:ソフトタイヤ) 2025年F1第9戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 「Q3の最初の走行が少し難しかったことを考えれば、3番手は僕たちにとって良い結果だ。それまで感じていたのと同じグリップを見つけることができなかったため、最後のラップに向かう際に、リファレンスを得るのが少し難しかった」 「ポジティブな点は、マシンがはるかに運転しやすくなっており、適切な作動領域に入っていたことだ。ただ、それ以上のパフォーマンスを引き出すことはできず、マクラーレンのペースには届かなかった」 「僕たちには単純に速さが足りなかった。マクラーレンとのギャップは現時点でかなり大きく、明日ポジションを上げるのは難しくなるだろう。だから、自分たちのレースに集中する必要がある」...

ランス・ストロールのF1スペインGP欠場が決定。2023年の手術に関連した手の痛みのため「回復に専念する」

about 7 hours ago

 アストンマーティン・アラムコ・F1チームは、日本時間6月1日午前5時10分に声明を発表し、ランス・ストロールの2025年F1第9戦スペインGP欠場を発表した。  同チームが発信した声明によると、ストロールはこの6週間、手と手首に痛みを感じていたという。ストロールの担当医は2023年に受けた手術に関連していると考え、「ランスの医療チームは明日のレースには出場せず、これらの問題を修正する手術を受けた後、回復に専念することを決定した」ということだ。  ストロールはスペインでトレーニング中だった2023年2月18日に、自転車のパンクで転落し右手首の骨折と脱臼、左手首の骨折、左手の部分骨折、そして右足の親指の骨折を負った。  その怪我の影響でストロールは同年の開幕前のプレシーズンテストを欠席したものの、自転車事故からわずか12日後に開催されたF1開幕戦バーレーンGPに出場し、痛みに耐えながら6位入賞を果たしていた。  ストロールは5月31日に行われた予選を14番手で終えていたが、回復に専念するべく、ここでレースウイークを終えることを選択した。 2025年F1第9戦スペインGP ランス・ストロール(アストンマーティン) 2025年F1第9戦スペインGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

角田裕毅、グリップの問題が解決せず予選20番手「どれだけセットアップを変えても答えが見つからない」

about 8 hours ago

 2025年F1スペインGPの予選で、レッドブルの角田裕毅はグリップに苦しみ、20番手という結果だった。  全員が最初のアタックラップを終えた段階で、角田は19番手。セッション終了間際の最後のアタックで全セクターで自己ベストを更新したものの、最下位20番手に沈んだ。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)によるQ1ベストタイムとの差は0.834秒、Q1を15番手で通過したアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)とは0.246秒差だった。 2025年F1第9戦スペインGP 角田裕毅(レッドブル) ■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)FP3 14番手(1分13秒892/13周)予選 20番手(Q1=20番手1分13秒385:ソフトタイヤ) 2025年F1第9戦スペインGP 角田裕毅(レッドブル) 「今週末はFP1から何かがおかしいと感じていて、あらゆることを試したにもかかわらず、かなり厳しい結果になってしまいました」 「週末を通してずっとグリップの問題に苦しみ、マシンがタイヤを摩耗し尽くしてしまうような感覚を持っています。可能な限りその問題を解決しようとしましたが、それを根本的に修正することはできなかったと思います」 「複数のセットアップを試しました。奇妙なことに、今日のQ1の最後のラップはかなりクリーンでした。それにもかかわらず、良い結果が出なかったのが残念です。マシンを走らせる際の自信が高まっていると感じていた時に、ペースが伴わなかったのも悔しいです」...

TEAM ZEROONEの26号車raffinée Zがクラッシュで全損に。富士24時間の夜間に接触

about 9 hours ago

 5月31日~6月1日に行われているENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』の決勝レースで、ST-Zクラスの26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/篠原拓朗/富田竜一郎/イゴール・オオムラ・フラガ)とST-2クラスの36号車HCM 内野製作所FL5(阿久津敏寿/岩間浩一/内野徳昭/土肥潤/松本恭典/坂井拓斗)が接触。26号車raffinée Zは姿勢を乱してガードレールにヒットし、マシンは大きくダメージを負ってしまった。  クラッシュが起きたのはセクター1のコカ・コーラコーナー手前で、スタートから約9時間が経過した0時55分の夜間走行中だった。  26号車raffinée Zは直前にピットインしており、ドライバーを富田竜一郎に交代。アウトラップを終えてペースを上げていこうとしたタイミングで、クラッシュが起きた区間には、接触した2台のほかにも複数のマシンがいる混雑した状況となっていた。  そして、コカ・コーラコーナーへ差し掛かる短いストレート区間で、26号車raffinée...

【F1第9戦予選の要点】最大の好敵手ノリスに0.2秒の大差。予選の名手に成長したピアストリ

about 11 hours ago

 2025年シーズン9戦目を迎えたF1スペインGPでも依然としてマクラーレンの優位は明らかで、ポールポジション争いはランド・ノリスとオスカー・ピアストリのふたりに絞られた。予選Q1、Q2とピアストリがトップタイムをマーク。しかし、ノリスはQ2で0.058秒差の2番手で食い下がった。  そんな状況で迎えた最終Q3、最初のアタックで1分11秒836の暫定トップタイムを叩き出したピアストリに、担当エンジニアのトム・スタラードから無線が入った。 トム・スタラード「ランドがすぐ後ろからアタックラップに入るぞ」 ピアストリ「cheeky」  ピアストリが実際に発したcheekyという単語は、あつかましいとか図々しい、生意気なといった意味だ。日本人的には、先輩に対して使うには少し躊躇する単語だ。しかしピアストリにしてみれば、『自分に黙ってトウ(スリップストリーム)を使うなんて許さない』とでも考えたのだろうか。  するとピアストリはフィニッシュラインを越えるや、極端に減速した。それでもノリスは0.017秒差で、ピアストリを暫定ポールの座から引きずり下ろした。ただ、セッション終盤の最後のアタック???、ピアストリは自己ベストを約0.3秒縮める1分11秒546を記録。その直前に最後のアタックを終えていたノリスは、セクター2、3で自己ベストを更新できず。ピアストリが今季4度目のポールポジションを獲得した。  現在、ドライバーズランキング首位を走るピアストリ。もともとレースでは抜群の安定性を誇り、2024年の第4戦エミリアロマーニャGP以来、26戦連続入賞(うち6勝を含む15回の表彰台)の記録を続けている。  それに加えて今年のピアストリは、本人も課題だと言っていた予選の速さが大きく改善された。去年は20勝4敗でノリスが圧倒していたのが、今季は前戦モナコGPまでで4勝4敗。そして今回、ついにノリスを上回った。ちなみに今季のポール獲得数も、ノリスの2回に対してピアストリはすでに4回だ。  予選後のインタビューでピアストリは、「12カ月前に比べたら、大きく逆転できた」と、喜びを語っていた。確かに去年のスペインGP予選は、ポールポジションを獲得したノリスに対し、ピアストリはタイム抹消やコースオフで10番手に終わっていた。  そして今回の0.209秒というふたりの差は、今季これまでで最も大きい差だ。予選でもレースでも進化が止まらないピアストリに、ノリスが心中穏やかでないのは確かだろう。 2025年F1第9戦スペインGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)...