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Last updated 2 days ago
23 days ago
実はチョット前の話なんですが(爆)待望の350SS用フロントブレーキシューが発売となりました。 前々からベスラの営業さんに口が酸っぱくなるほど作ってくれ!作ってくれ!と言い続けた350SS用フロントブレーキシュー、重要保安部品なのに何処からも発売されないという状態が本当に長く続きました・・・ 当店では、これまで苦肉の策としてトラックやバスのようにライニングを張り直してくれる業者さんに無理やり頼みこんでなんとかしのいでいましたが、いかんせんフェーシングが固い・・・ そら何トンもあるトラックと、たかだか150kg台の350SSとではあまりに違いすぎます・・・ それでも何十年も交換されずに硬化しまくったシューよりは全然マシだんたんです。 この350SSなんてシューは硬化しまくり!ウチら田舎アルアルで、突然、脇道から強引に曲がってくる軽トラおじいなんかに出くわそうものなら間違いなくカマ掘ってしまいそうになります・・・ 現行車しか乗ったことのない若い子ならマジでションベンをちびりそうになる程の制動力です・・・ 本気で「足を出して」止まろうかとさえ思えますから(汗) 350SSや500SSなどのフロントブレーキは、いわゆる「ツーリーディング」という形式のドラムブレーキで、ABSが普及した現代の車などではロックを無視できるのもあって、コストの兼ね合いか昔よりドラムブレーキが多くなっている気がします。 車のリアブレーキは「リーディング、トレーディング」という形式です。どう違うのかは説明がメンドくさいのでググってみて下さい(笑) 何が言いたいかというと、このツーリーディングはつい最近までトラックやバスのフロントブレーキに多く採用されていたくらい本当はよく効くブレーキなんです。 ただ、ツ―李ディングタイプはその構造上、前後のシューをリレーロッドで連結しているので、その調整が必要となります。...
about 2 months ago
長らくお待たせ致しました、欠品中だったトリプル全車共通キックスプリングが入荷しました。 以前、頼んでいたスプリング屋さんが廃業してしまったので本当に困りました・・・ コイツがないとエンジンが組めません・・・ヘタったスプリングを再使用などもってのほかですから。 当店は国内製造に拘っています。タイの地震で崩壊したビルではないですが、中華製など論外で、台湾やベトナムならそれなりにしっかりした物は造れるかもしれませんが、やはり細やかな変更や対応は「対面」に尽きます。 例に漏れず今回も納得のいく「曲げ」にならず、何度も足を運んで製作過程の変更を依頼しました。 コストの問題もあり、妥協点を見出すのにも時間がかかりましたが、納得のいく製品に仕上がり、製造業者様に本当に感謝しています。 左が当店の製品、右が純正品です。 長年の汚れもありますが、色が全然違います。純正はSWP-Aいわゆるピアノ線というやつで、当店のはSWP-B鋼という材質です。 やはり使用状況がシビアなH2等の使用を考慮すると、ヘタリの事もあり、どうしてもB鋼は必須です。 ただ、素材には適材適所ということもあり、強ければいいという物でもないのでややこしい。 硬いという事は脆くなり易いので、どうしても「折れ」という事がつきまといますから。 消耗品いや、交換必須部品を換えて組んだら本当に気持ちがええですね~...
4 months ago
よく昔、雑誌などでマッハⅢを「後家さん製造マシン」だとか「キチ〇イマッハ」などと揶揄された時期がありました。 コレは単衣にスロットルバルブの張り付きによる事故が原因だったのかな?と推測しています。 まぁ現在でもトリプルシリーズ全般は、この後の話の様に他のバイクでは考えられない様な事が頻繁に起こります・・・Z系などに比べ、一世代以上前の設計というのも相まって、その辺の「中古車専門店」で買ってフツーに乗れる代物ではないという事をご理解頂けたらと思い、主にスロットルの張り付きについてお話したいと思います。 このカタログ写真を見るだけでもフロントがすでに浮いてそうです・・・ 実際、KAフレームからH1Dフレームになってエンジンの搭載位置やスイングアームの長さも延長され、フロントは浮きにくくなりました。 よくおバカな雑誌の記事で500SSは低速がスッカスカで6000回転からいきなり加速しフロントが浮きまくるとか、人から聞いたウソっぱちの記事を堂々と書いてる人間がいますが、完調な500SSなんて本当に乗りやすく、ボクから言わすと250シリーズが一番センシティブで乗り難いと思いますね・・・それにフロント浮きまくるのはH1やのうてH2やと思います。 スロットルの張り付きについてはいわゆる「マッハ」と呼ばれるSSシリーズにかぎらず、非力なKH250でも起こります。 私自身、まだ何も知らない高校生だった頃、カーブの途中でいきなりスロットルが張り付いてチ〇コが縮み上がった記憶が。その後、何故かそんな恐ろしい症状は出なくなったので、そこのカーブに地縛霊がいたハズ!って真剣に思い込んでたくらいですから(笑) スロットルの張り付く原因は色々ありますが、一番の原因はヒ・ミ・ツです(笑) 何故なら、最近、本当にタチの悪いショップが多く、ウチのPWKキャブのマニを3Dスキャナーでパクったり、中には散々色々質問してきてトリプルの事を聞いてきた関東のショップなんぞ恩を仇で返されりたりと踏んだり蹴ったりですから(涙) 今まで、当ブログでも長年培ってきたノウハウを惜しみなく披露してき???つもりですし、そんなケツ穴の小さい事をしたくはないのですがあまりに醜い昨今に嫌気がさします・・・ ヒントは「張り付き」ではなく○○不良なんですね・・・特に250は。...
5 months ago
今年もいよいよ残すところ僅かとなりました。 最近よく「ブログ楽しみにしています」という身に余るお言葉を頂きます。 毎回、好き勝手に言いたい事を書いてる私にとって本当に有難い事です・・・ あまりこういった事は公表はしたくはないのですが、トライシクルでエンジンのオーバーホールをして頂いている方に報告も兼ねての内容です。 このブログでも口が酸っぱくなるほど言い続けている「部品がない!」というワードですが、本当に嫌になるほど補給品は皆無です。 せっかくエンジンを開け、各部計測をし、要交換部品を発見しても新品補給品はないので、「中古良品」を使うか、「見なかった事」にするしかありません・・・ 特にヤフ〇ク等の「中古良品」ほどタチの悪い物はなく、何度もエッらい目にあわされてきました・・・ これはクランクの右先端部ですが、殆どの車両はこの先端のオイルシールと接触する部部が腐食や擦りキズがあり、これで本当に一時圧縮が保たれるのか不思議です・・・ 材質が弱いのか、オイルシールのリップの当たる部位はツメで引っかかる程の傷がある事が殆どです。 折角、ベアリングやセンターシールを交換して入念に芯出しをしても、こんな状態のカラーで組みたくはありません・・・ よくお客様からラビリンスシールにした方がいいか?とか、雑誌に掲載された記事を見てその様な加工ができないかと問い合わせが多くありますが、そらやらんよりやった方が絶対ええに決まってます、が、しかしである!この辺りの所をちゃんとやった上でせんとそれこそ本末転倒です・・・ センターシールだけ半永久的に使えてもサイドシールはゴムのままやし、サイドシールの方が断然弱いのにどないやねん?と首をかしげたくなります・・・...
6 months ago
KHに限???ず、カワサキトリプルのキック周りはトラブルが多くて困ります・・・ H2なんて高圧縮のエンジンに耐え切れずキックシャフトそのものが折れるという恐ろしい事もあれば、KHシリーズでは車体が左側に傾くとキックが「スカっと」抜け、車体を右側に倒した時のみキックが可能というシャレにならん話まであります。 250から750まで共通というキックスプリングなんて今では考えられない代物です。 当店では、M/Tはもちろん、キックシャフトにも大事を取ってというか、半分もうおまじないのような気持ちでWPC処理を施します。 本来、WPC処理はフリクションの軽減を期待するものですが、ピーニングにより表面硬度が上がるので、補給部品の壊滅的な旧車には有難い処理です。 とはいえ、割れてしまったものまでどうこうできる訳がありません・・・ これはS系やH1に使われているキックカラ―ですが、元々穴の横部の強度不足と長年のスラスト方向のストレスによって破断している車両が本当に多いです。 ココも例によって「見なかった事」にしてそのまま組まれている車両が殆どです。 最近は程度の良い中古パーツの入手も困難になり、やはり同じところがダメになる事が多いのに、平気でゴミがヤフオク等に出品されていたりもします。 価格の高騰がイタいのもありますが、中古パーツ故、いつ入手できるかが一番の悩みです・・・ なんせ一つのパーツが足らないだけですべての作業が止まってしまい、かつ一人で全ての作業をこなしている当店では、その遅れはその後作業を待つ次のお客様にまで影響してしまいます・・・ そんでもってどうせ作るなら「強化品」をと思うのが世の常ですが、こういったブッシュ関係は強ければいいってもんでもありません・・・...
6 months ago
最近、何故かZ系やGXなどのトリプル以外の大型車の修理も多く入庫します。 KHに限らずヤマハのマイナーな旧車など、こと補給部品に関しては絶望的です・・・ しかしである、ことZ系に関してはフレームとエンジンの窯さえあれば下手すると新車が組めるほどのパーツがあり、トラブルで入庫しても、翌日には淡路島からパーツが届きます。 稀にリプロ品は品質がどうこうとかぬかす輩がウチにもいますが、部品に悩まないで済むZ系は本当に羨ましく、淡路島には足を向けて寝れません・・・ リプロであっても「新品」で組めるという事・・・トリプルアルアルなんですが、どうしてもヤフオク等で中古を探すしかなく、散々競り合って届いた物は「ゴミ」だったとかは当たり前で、一番困るのは、「泣く泣く中古を使った挙句、結局そこがまたダメで再度バラす羽目に」と言う事なんです・・・新品を使う事で一定の安心を担保する事ができますから・・・ と、毎度の事ながら前置きが長くなりましたが(笑)ありそうでなかったKHのメーターインジケーターのカラーレンズを作ってみました。 このレンズはメーターのニュートラルやハイビームを知らせるランプのレンズで、よく中古のメーターを買ったらこのレンズが脱落してて電球が「ピカッ!」と光ってまあ情けないというか寂しいというか(笑)何故かウィンカーの黄色は残ってる個体が多いのも不思議な所です。 何度かてめぇでアクリル板と格闘した事がありますが、まあ小さくて大変です。 なので今回、レーザーカッターにて正確にカットした物を製作してみました。 レーザーはミクロン単位の精度でカットしてくれるので、寸法を吟味に吟味し接着剤なしでも圧入できるくらいの精度で完成しました。 流石にアクリルの単板なので、純正のような光り方ではありませんが、無いよりは全然マシです。 この画像ではニュートラルが白っぽく写ってしまってますが、もう少し実際は緑です。...
8 months ago
KHを一度でも自分でいじった事がある方なら絶対解って頂けると思い・・・イヤ思いたいですが(笑) シフトペダルの特殊ボルトを緩めたり締めたりするのに工具が入らず苦労します・・・ 市販のスパナやモンキーではステップゴムが干渉し、本当にやりずらい! チョット前まで、専用の薄いスパナを探し当ててなんとかやってきましたが、いかんせんスパナでは時間が掛かります・・・ 国内物はステップバーが曲がっている個体も多く、海外物などは可倒部分が邪魔でやりずらくてかなわんのです・・・ 当初、6角穴の開いた特殊ボルトを製作しようと思いましたが、よう考えると「SSTを造りゃええやんけ!」って事で、かゆい所に手が届く?SSTを造ってみました。 特殊ボルトに合う形のベースを2017ジュラルミンの無垢材から削り出し、 センターに3/8(9.5mm)のエクステンションバーが入る様に加工 これでラチェットが使えるようになります。 やはり、一度ラチェが使えるとなると、もうスパナでこちょこちょなんてメンド臭くてやってられません! 当初、強度を考慮してクロームバナジュウム鋼なども考えましたが、加工性と携帯性を考慮すると、2017ジュラルミンに落ち着きました。 私自身が何度も耐久テストして、あえて推奨していない「本締め」も試しましたが今の所、破損や摩耗もありません。...
9 months ago
長らくお待たせ致しました。 欠品中だったPWKキャブレターキット、少量ですが入荷の目途が経ちました。 今回もすでに前からご予約頂いているお客様で殆ど残りわずかです。 予約希望の方はHP上のお問合せコーナーより、氏名、住所、連絡先、車種、オプションの有無をもれなく明記の上 ご連絡下さい。 納期は約2週間程度ですが、オプションによっては納期が延びる場合がございます。 各排気量とも数はあまりございませんのでお早めにご予約下さい。 予約台数が埋まり次第、次回生産分となります、あらかじめご了承くださいませ。
about 1 year ago
この度、兵庫県二輪販売組合の総会に主席してきました。 長年、兵庫の二輪界を引っ張ってきていただいた島津理事長が引退され、新しくPMCの正本社長が理事長に就任されました。 そんな総会にあって、長年私の憧れの存在だった伝説のレーサー、清原明彦さんとご一緒させて頂きました。 総会の時もたまたま席が近かったのもあって、キヨさんの隣の方とかが「加古川でマッハの店・・・」って会話が耳にはいってくるではありませんか! それってワシのことやんけ!と舞い上がっていたら、すぐさまこの業界のレジェンド、高田社長がキヨさんに紹介してくれました。 実はキヨさんとは初対面ではなく、昔キヨさんが同じ町内に住んでたのもあって小学生の頃、近所の散髪屋さんで2回お会いした事があったんです・・・よくその散髪屋のオヤジが「あのオッちゃん、カワサキのテストライダーやけど、ホンダに乗っとったら世界一なんやど!」とまるで自分の事の様に自慢していた話をすると、色々町内の昔の事を気さくに話して下さり、未だに郡であるこんな田舎町にあって勝手に同じ町内だった事が凄く誇らしげに思えました(笑) バイクの腕前はもちろんのこと、歌の方もA級です! ボクみたいな新参者にも、当時の開発秘話など気さくに話して下さり本当に忘れられない1日となりました。 日頃は無類の好色漢の私がカウンターにいる半チチ状態のチャンネーにも目もくれず写真とか取ってると嬢が変に思ったのか?あの方、たまにお店にきてくれんるんですがどういった方ですか?聞かれたので、サスガに「あるヨーロッパのレースでワークスマシンの故障でリタイヤを余儀なくされそうになった時、急遽アップハンの市販型H2で出場し、他メーカーのワークス勢を置き去りにした伝説のライダー、ミスターカワサキ!」と言えるハズもなく(笑)キミらにわかりやす―ゆうとしたら、ボクからしたら「キムタク」クラスが店に来てるみたいなもんやで!って説明するとかなり驚いていて、即バイク好きの友達にラインしていたのが印象的でした。 そしてこちらはZ1の生みの親、元カワサキテストライダーの山本 信行さんです。 当時、試作車のZ1で単身アメリカに乗り込みルート66を疾走しZ1の開発に携わったレジェンドの一人です。...
over 1 year ago
サスガに20年以上同じ色の単車に乗っていると飽きが来ます・・・ そんでもって、大昔に買ってて、いつか塗り直そう塗りなおそうと思いながら気がつけば20年放置モノの自ら命名した「キャンディースケベイスピンク」の外装一式に交換。 なまめかしいクローム系の足回りと相まって、エロさ半端ないKHになり、なんか改めてまた愛着が湧いてきました。 下の写真は唯一残るボクが37年前、今のKHを先輩から買った当時の写真です。 16歳になったら、???対「エフエックス」を買う!と心に決めていた私ですが、 今も昔もFXは一度たりともゴミにはなった事はなく、かのCBXでさえ一桁で手に入った時代にFXは30万以上しました。 だから当時高校生だったボクにはFXなんぞ高値の花で、唯一時給500円のアルバイト代で買えるカワサキ車はKHくらいでしたから。 今みたいにスマホどころか、デジカメすらなく「写ルんです」という死語の世界の使い捨てカメラで写した奇跡の一枚です。 当時は写真に「日付が入る写ルんです」がナウでニューでしたが(笑)日付は86年2月27日となっています。それはもうすべてボロボロで、俗に言うBEETの爆竹チャンバーが超煩くて自分でも、なんて下品な音なんやろ・・・と思ってましたネ。 でも何年かしてこのチャンバーがヤフオクで確か15万位で売れた時はビックリしました。 まだサラリーマンだったボクに嫁ハンに内緒の凄い金額のお小遣いが入ったので、それこそなんちゃら椅子のアブク銭に消えた記憶が(笑) その後、高校を卒業して岐阜の自動車短大に行く直前に純正色だった最終型ライムグリーンに塗り直し、...