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Latest posts

Last updated about 14 hours ago

最近の大人は、お金の話ばかりしている。

about 20 hours ago

みんなお金の話ばかりしている 最近、同僚と話していると、すぐにお金の話になる。 あるいは、電車でひどく熱心にスマホをのぞきこんでいる中年男性の画面がちらっと目に入る。   スマホの画面では、YouTuberが、YouTubeを使ったお金の稼ぎ方について説明している。 そして、中吊り広告では「かしこくポイントを貯めましょう」と何かのキャラクターがしゃべっている。 家の中でも、給料が少ない、学費がかかる、電気代が上がっている、食費が高すぎる、そんな話ばかりだ。 最近の大人は、お金の話ばかりしているような気がする。   「最近の」と言ったけれど、それはいつと比べてなのか。 まあ、ぼくの場合は、自分の新入社員だった2000年代前半と比べている。 当時は就職氷河期で、多くの人が仕事に困り、お金に困っていた。 もちろん、みんな日々の売上や収益に追われていた。仕事では数字の話ばかりしていた。   なのに、当時、先輩たちに飲みに連れていってもらったり、同僚と仕事の愚痴を言いあったりしていても、お金の話ばかりしていたような記憶がないのだ。...

「センスがない」人に、救いはあるのか。

3 days ago

「センスないですね」 と言われたことはあるだろうか。   例えば、 「服のセンスがない」 「日本語のセンスがない」 「料理の盛り付けセンスがない」 「資料のセンスがない」 といった具合だ。   私もセンスのなさには自覚があるが「センスがない」と言われて傷つく人も多いようだ。   例えば、ちょっと前に、おじさんの服装センスについて、ずいぶんと盛り上がっていた。 地方の田舎のイオンモールでよく見かけるこういう格好の人本当に嫌い pic.twitter.com/SepxKNsxoD...

「カウンセリングは安全で副作用もない」だなんて、単なる思い込みだから。

8 days ago

先日、精神科に限らず「カウンセリング」なる行為について適切な注意喚起をしていると感じるポストをで見かけた。 精神療法は侵襲的なので、手術と同じく患者を正しく傷つけるべきものだと思っている。傾聴だけならアホでもできる。術野の消毒に過ぎない。 — すきえんてぃあ@書け (@cicada3301_kig) June 10, 2026 ここで、すきえんてぃあさんがおっしゃっている「精神療法」とは、精神科医が患者さんと診療上の目的から会話するもの、あえて雑駁な言い方をすれば精神科医によるカウンセリングみたいなものと考えていただきたい。 そのカウンセリングが侵襲的であるとは、患者さんに負荷をかけたりダメージを与えたりする場合があるということだ。   「手術と同じく」という比喩も事態をよく示している。たとえば開腹手術は腹部を切るわけだから、患者さんの身体にダメージを与える。もし患者さんの身体がダメージに負けてしまったら死んでしまうかもしれない。 同様に、カウンセリングも患者さんの心身にダメージを与える側面があり、であるなら、それは適切かつ患者さん自身の回復に資するものでなければならない、というわけだ。...

高校3年生の子供が、この時期になって突然、美大に行きたいと言い始めた。

9 days ago

高3のこの時期に突然の進路変更宣言 高校3年生の上の子が、この時期になって突然、進路変更をしたいと言い始めた。   それまで国公立大学の理系学部を受験する予定だったのが、美大に行きたいと言う。 本人はちゃんと絵を描いてきたわけでもないし、美大の美の字もこれまで聞いたこともなかった。 ただ、思いつきで言っている感じではなかったし、決意は固そうだ。   それから毎晩、家族会議が続いた。 が、結局は本人の意志が決まっているので、答えははじめから出ているようなものだ。 念のため、それが一時的な気まぐれではないかとか、受験から逃げたくて言っているのではないかとかを確認する作業をしただけだ。   もっと言えば、ぼくは、好きにしたらいい、と思っている。 もう18歳だ。 自分の進む道は自分で決めればいい。   だが、どうも近年は、親が大学受験にも口を出すようだ。...

小志も抱けなくなった時代に

15 days ago

東海林さだおの死 漫画家・コラムニストの東海林さだおが亡くなった。2026年4月5日のことだったという。 大げさでもなんでもなく、「一つの時代が終わった」と思った。あるいは過ぎ去ったのだと。   おれにとって東海林さだおは、コラムを通じて日本語の文章というものを教えてくれた人であり、漫画を通じて自分の知らない昭和サラリーマン世界を教えてくれた人である。 おれにとってどれだけ大きな存在であったかは、いくら書いても書き足りない。   とはいえ、連載を欠かさず読む、単行本をしっかり買う、よき読者ではなかった。 連載していた雑誌を読まなくなると、自然とコラムは読まなくなってしまった。漫画本を買う習慣がなくなると、ショージ君の漫画を読むこともなくなった。 それでもどこかで、令和の今でも東海林さだおが世界を見ているという思いはあった。   東海林さだおは基本的に世界の片隅を見る人なので、「世界の大局が安心だ」という思いにはほどとおい。 ただ、東海林さだおのような人がいてくれることが、そのファンがいてくれることが、日本社会の小さくて確かな安心だったと、そう思う。   こちらに掲載された記事でも、東海林さだおの文章を取り上げたことがあった。 『令和の日本には「貧乏」がない』...

「転売ヤーは許せない」 では転売と商売の違いってなに?

16 days ago

「転売ヤーだけは許せない」 そう考える人は多いが、なぜ転売で金儲けするのはダメなのだろうか。   「需給を乱して、流通や社会の秩序を混乱させるから」 間違いなくその通りだが、では需給を乱さず流通や社会を混乱させない転売なら、なんとも思わないだろうか。 きっと、なんとも言えないモヤモヤ感があるだろう。右から左にモノを流す「不労所得」で稼いでいるように感じるからだ。   他人のすることなら、多くの人がそんな嫌悪感を持つ。 不労所得という行為に、卑しさを感じる。 しかしそれが自分事になると途端に、その価値観に鈍感になる人はとても多い。   「転売と商売の違い」を自分の言葉で語れる人は、いったいどれだけいるだろうか。   「どうやって利益出すねん」 そんなことを思い知らされたのがもうずいぶん前、友人と一緒に飲んでいた時のことだ。 「頑張って4000万円の資産を作ったねん。Fire(早期リタイア)にはまだ心もとない金額なんで、起業しようと思っている」...

生後も子どもの神経は発達する。だから環境が重要だ

17 days ago

ここ数年、進化生物学の書籍を年に数冊は読むよう心掛けているのだけど、20年前からは随分進歩したことを言っていて、たとえば過去に話題になった『銃・病原菌・鉄』もだいぶ遠くになったなぁと思ったりする。   特に最近の私が特に関心をもって眺めているのは、人間の子どもがきわめて未熟である点だ。 人間が、それ以前の人類と比較して幼若な状態で生まれてくる傾向があるのは20世紀から言われていたことだ。いわゆる「ネオテニー」という現象である。   旧い種だったら未熟すぎる状態で生まれてきて、成長してもその幼若さの面影が残るネオテニーは、ホモ・サピエンスと旧人類を分ける大きな特徴のひとつだった。 が、そのネオテニーに関連して、そもそもホモ・サピエンスの新生児が自力では首すら持ち上げられないほど未熟な状態で生まれてくる:このことに私は関心を持ち続けている。   なぜなら、ホモ・サピエンスの新生児がとりわけ未熟な状態で生まれてくるとは、生まれてきた段階では神経発達、特に脳の神経発達がまだまだの段階にあるってことだからだ。   人間は脳の神経ネットワークが未完成な状態で生まれてきて、その後、乳幼児期から思春期にかけては身体的な発達と並行して神経ネットワークも発達させていく。 そうであるなら、人間の神経ネットワークの形成のある部分は先天的だとしても、ある部分からは後天的な刺激や環境要因によって左右されるはずである。   この「人間の神経ネットワークの形成のある部分は先天的だとしても、ある部分は後天的な刺戟や環境要因によって左右されるはず」の部分についてアップトゥデートな見解を持っておくことが、臨床的にも、子育てのうえでも、本当は大事ではないかと思えてならない。   生まれたての脳は脆弱で発展途上 人間は非常に大きな脳を持って生まれてくる動物で、そのことが女性の骨盤のかたちや難産的傾向の背景ともなっている。 手許の成書によれば、生まれたての新生児の脳のサイズは350gで、成人になる頃には1450gにまで成長する。当然、その間は神経細胞の数が増え続けるし、神経ネットワークも拡大し続ける。...

気づいたら抑うつになっていないような気がする

20 days ago

また髪の話してる 気づいたら、このところ床屋に行っていない。いつ以来だろう。よくわからない。 おれはべつに「おしゃれのため」に髪を切らない。髪を洗っていて、「なんか多くてうっとうしいな」と思ったら切る。それだけの話である。 切るときは舐達麻のDELTA9KIDくらいの短いツーブロックにする。気づいたら伸びている。その繰り返しだ。ちなみにメガネもDELTA9KIDに寄せている。   それはいい。ともかく、「あれ?」と思うほど髪が伸びない。ただ、襟足にピョコンと伸びている部分があったり、もみあげにビョーンと伸びてきた毛があったりして(それぞれに処理はした)、やっぱり前の散髪から時間が経っているのではないか、と思った。   いよいよ、おれもはげてきたか。この間、おれの父親の直葬があった。 25年以上見ていなかった父を、死体という形で見た。だれ? というくらい面影もなかった。   死に化粧で妙に若々しくされていた部分もあるだろう。ただ、一つ見ずにはおれなかったのは頭である。頭髪である。 一緒に住んでいた弟から「はげ散らかしている」と聞かされていたので、「そうなのか?」と確認したかったのだ。結果……、散らかりは整えられていたのかもしれないが、はげていた。   そうか、いよいよ来たか、という気になった。とはいえ、父がはげ散らかしはじめたのはもっと先の年齢での話だ。おれくらいの歳にはふさふさしていた。 ふさふさといえば、ずいぶん前に亡くなった母の父も、真っ白な髪ではあったが、死ぬまでふさふさしていた。あきらめるにはまだ早い。...

一度それを失う経験をしたら、それよりも前の自分に戻ることはできない

21 days ago

『よふかしのうた』ロスになっています 『よふかしのうた』(コトヤマ,小学館,2019-2024)というマンガを読み終えた。 よふかしのうた(1) (少年サンデーコミックス) アニメのPVか何かを見かけて、よくあるバトルものだと思って敬遠していたのだが、実際に読んでみたら、わりと純然たるラブストーリーであり、ジュブナイルだった。   マンガにせよ、小説にせよ、いい作品は読み終えた後に、ああ物語が終わってしまった…まだ終わってほしくなかったのに…という軽い「ロス」状態になることがあるが、『よふかしのうた』を読み終えた後の「『よふかしのうた』ロス」あるいは「ナズナちゃんとコウくんロス」がけっこうキツくて、2週間くらいもぬけの殻だった。   それじゃ、一体何が「ロス」の原因になったのかというと、たぶんナズナちゃんとコウくんの「夜の時間」から、読者である自分だけが置いていかれてしまった、と感じるからかもしれない。   もっと二人が夜の街を歩き続けているのを見たかった。 あるいは、ずっと部屋でゲームしてるだけの二人を、おいおいそれでいいのかよとヤキモキしながら見てい???かった。   そういった二人の「関係性」から切り離されてしまったことに強い喪失感を覚えていたわけである。   そのくらい『よふかしのうた』の登場人物たちは魅力的で、まるで本当に彼らと一緒に同じ時間をすごしてきたと感じさせる力があるのだろう。 そして、そこにはストーリーだけではない、マンガならでは体験があるのだとも思う。...

決して少なくない人が、自ら何らかの中毒に陥りたがっているということです。

23 days ago

私のウォッチャーライフにも、いよいよ終わりが見えてきたようだ。   昨年は「そろそろ終わりが近い」という記事をBooks&Appsに寄稿した。 “語ることで食べていく”時代の終わり──プロブロガーとスピリチュアル教祖の転落 | Books&Apps   今回の記事は、その続編である。 私はこれまで12年以上も「子宮系スピリチュアル」の観察を続けてきたが、その開祖であり、「子宮委員長」を名乗っていた女性が、実質的に活動休止状態になっている。   彼女のブログは、3月31日を最後に更新が止まった。 Instagramやfacebookでは化粧品の宣伝が細々と続いているが、本人による私生活の開示を含めた近況報告などは上がってこない。   数年前から実業家を気取るようになっていた彼女は、昨年「電気代が払えない」と資金ショートを明らかにした。 それからの展開は早く、今年の2月には離婚を発表し、続けて経営していたカフェの休業も発表された。プロデュース&販売していた雑貨や著書もセールで在庫処分されたり、レーベルの終了が告知されたりしている。   自宅に隣接した店舗(雑貨店)の在庫を整理して、空いたスペースをアトリエにして絵を描くと言うが、島の駅「壱番館」(産直市場)の経営からはまだ手を引けていないのに、画家を気取って絵なんか描いてる場合なのだろうか。...

なぜ「震える舌」は、昭和の子供たちのトラウマになったのか

24 days ago

「子供の頃に観た映画の中で、一番記憶に残っている作品は?」 40~60歳くらいの世代の人にそう質問したら、おそらく少なくない人がこう答えるのではないだろうか。 「『震える舌』だけはトラウマ。あれを観て、砂場遊びすら怖くなった…」   少しだけご紹介すると、「震える舌」は自宅近くで泥んこ遊びをしていた女児が落ちていた釘でケガをし、破傷風を発症してしまう物語だ。 激しいけいれんを起こし、舌を噛み切ってしまうなど、破傷風とのすさまじい闘病の様子が描かれている。   必死に看病する両親だったが、激しい症状で愛娘が壊れていく中、やがて精神を蝕まれていく。 その様子がとにかくリアルで、恐怖でしかなかった。   おそらくあれを観たのは小学校で、教育委員会か何かの推薦映画になっており、半ば無理やり観せられた記憶がある。 なんであんなもん子供に観せんねんと、今でも恨みに思っている。   その上で、昔から疑問に思い続けていたことがある。 もう40年以上も前に観た映画なのに、なぜあんなにも鮮明に記憶に焼き付いているのだろうか。 悪夢の始まり、古釘が女児を傷つけ血が出たシーンまで明確に覚えているほどだ。...

ビットコインを「円」で見ると、お金の見え方が変わる話

29 days ago

「貯金は増えているはずなのに、なぜか生活が楽になった気がしない」 そう感じたことはありませんか。   給料や預金残高の数字は増えているのに、食費や光熱費、サブスク代、海外製品の価格も少しずつ上がっている。 結果として、「前よりお金が増えたはずなのに、使えるお金はあまり増えていない」と感じる人も多いでしょう。   この記事では、ビットコインを「投資するもの」としてではなく、「円の価値を考えるためのものさし」として見る考え方を紹介します。 難しい操作は何も必要なく、ビットコイン 円のチャートを週に一度眺めるだけでも、自分が置かれた経済環境が少し違って見えてきます。     円で見た資産に、違和感を覚えるようになった 少し前、久しぶりに海外出張に出かけると数年前に泊まっていたホテルの宿泊費が、明らかに別の数字になっていました。   現地の物価もじわじわと上がっていて、以前と同じ行動をとっているだけなのに、手持ちの円が前より早く消えていく感覚がありました。   帰国後、ふと「昔は銀行に預けておけばよかった。利子がつくから」と親が言っていたことを思い出す。   今はそういう時代ではないと頭ではわかっていますが、あらためて言葉にされると、少しひっかかりを覚えます。自分は何を根拠に「資産が増えている」と思っているのだろう、と。...