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Last updated 2 days ago
2 days ago
おれは目が悪い おれは目が悪い。 悪いといっても疾患や障害があるわけではない。単なる近視だ。 ……おれはいま「単なる」と書いた。近視は疾患や障害ではないのか。 たとえば、おれがメガネを外して街を歩くとしよう。視界はぼやぼや、ろくに標識も看板も読めない。信号の色はかろうじてわかるだろうか。駅に行けば改札を探すのに一苦労するだろうし、案内表示も読めない。電車に乗っても、「次の駅」の表示が読めなくて、アナウンスに集中するしかない。段差に気づかないかもしれないし、人にぶつかることもあるだろう。 いま、メガネを外してみたが、おれはパソコンの画面で自分が打ち込んでいる文字がまったく見えない。実際にやってみてわかったのだが、なにかアラビア文字のように見える。つまりは仕事もできない。パソコンを使わなくても、この視力でなんの作業ができるだろうか。 これは障害といっても差し支えない。目の不自由な人といってよい。もちろん、完全に視力のない人に比べたらまだ恵まれているが、確実に不自由だ。おれは目が悪い。 だが、おれがこの視力によって「障害者」とみなされることはない。少なくとも、平時の日本においては。 なぜか。メガネがあるからだ。おれは舐達麻のDELTA9KIDみたいなメガネと髪型で生きている(それを人に話したら「ニュアンスはわかる」といわれた)。 あ、コンタクトレンズというものもあるので、以下おれがメガネと書くときは、コンタクトレンズを含んで???るかもしれないな、と思ってください。レーシック手術は、まあ好きにしてください。 メガネは顔の一部です メガネは顔の一部です、と言われてメロディが思い浮かぶのは、ある地域のある年代以上かもしれない。...
3 days ago
コンサルタントは、労働集約的なクライアントワークなので、お客さんとの関係がとても大事だ。 安くない金額を、長期にわたって、お客さんから発注してもらうためには 「小さい不満も、できるだけ早く察知して潰す」 ことに長けた人でないと、仕事ができない。 例えば昔、このようなメールが、同僚のコンサルタントに届いたことがあった。 マネジャーと、そのプロジェクトメンバー全員をCCに入れて。 件名:ご確認のお願い △△様 いつも大変お世話になっております。 先日お願いしておりました件につきまして、その後のご連絡がまだいただけていないようでしたので、念のため改めてご確認させていただきました。 私どもとしては、すでに社内外での調整を進めており、御社からのご回答を前提に動いている部分もございます。 ご多忙の折とは存じますが、可能であれば本日中に現状についてお知らせいただけますと大変助かります。...
4 days ago
「こんにちは。お久しぶりです」 と、3年ぶりに友人から連絡が届いた。 その友人は、私の人生にちょっとしたきっかけをくれた人だ。そのきっかけがなければ、私は書くことを続けていなかっただろう。結果的に、彼女のおかげで私の人生は大きく変わったのだ。 彼女は、かつて「名もなきライター」を名乗り、ウェブライターとしての仕事や私生活の様子を赤裸々にブログに綴り、人気を博していた。 OLとして働いていた時代に精神的に追い詰められ、統合失調症を発症したそうだ。やむなく無職となった頃、同じく働きすぎて心身に不調をきたしたパートナーと知り合った。 彼の支えを得て「家の外に出なくてもできる仕事」としてクラウドワークスやランサーズでライター業を始めたそうだ。 最初は、いわゆる1円ライター(1文字1円)からの出発だったという。けれど、彼女は朝から晩までひたすら書き続け、低単価の案件でも量をこなして信頼を積み重ね、やがて単価???上げ、まとまった収入を得るまでになっていった。 生活と病気の管理、仕事の選別は、彼女のパートナーが担っていた。彼女の服薬や生活リズムを見張り、時には力づくで入院させることもしばしばあったようだ。 今の時代の感覚から考えると、彼女のパートナーは少々強権的に見えてしまうが、彼女は「私は病気のせいで自己管理ができない。だからこのくらいしてくれる彼氏はありがたい」と言っていた。 他人からどう見えようと、本人たちが自分たちの関係に納得し、幸せであるなら他人が何をか言わんやである。 私が「名もなきライター」さんを知ったのは、リアルの友人からの勧めだ。「この人のブログが最高に面白い」と教えてもらい、彼女のTwitterとブログをフォローした。 その頃の「名もなきライター」さんは、インターネットが大好きで、Twitterに常駐しており、炎上を観察して楽しむネットウォッチャーだった。...
9 days ago
もう随分と昔、まだ私が大学生だった時のこと。 大学近くのとんかつ店でアルバイトをしていたある日、店長からこんなことを言われることがあった。 「だいぶ食材が余りそうなんで、エビフライとかとんかつとか、好きなモンを弁当にして持って帰ってええぞ。揚げてほしいもんあるか?」 聞けば、まとまった弁当予約の客が現れず廃棄せざるをえないようだった。 しかしもう閉店時間も近く、まかないは済んでいるので従業員も食べない。 そんなこともあり、大学生なら食えるだろうと弁当にして持って帰れというはからいである。 「ありがとうございます、ではとんかつとエビフライのミックス弁当でお願いします!」 (…気持ちは嬉しいけど、今から家に帰って、そんなボリューミーなもの食べられねえよ) そんなこともありお店の電話を借りると、大学近くで下宿をしている友人に連絡をとることにした。 「鈴木、1時間後くらいに下宿おる?どうせまともなモン食べてへんやろうし、バイト終わりに店のトンカツとかいろいろ持ってったるわ」 「マジか、助かるわ!ほな悪いんやけど1時間半後くらいでええか?少し準備???あるんで」 弁当を届けたらすぐに帰ろうと思ったのに、何の準備…?...
10 days ago
私はコストパフォーマンスという考え方が半分好きで、半分嫌いだ。 少なくとも、この考えが適用しやすい分野と適用しにくい分野があると思っている。 勉強効率やガス代の節約といった分野ではコストパフォーマンスの発想はうまく機能する。 昔の人間にはコストパフォーマンスという発想自体が乏しかったそうで、現代の私たちがコストパフォーマンスを意識できるのは、近代資本主義の考え方に馴染んでいるから、いわばホモ・エコノミクスとして訓練されているからにほかならない。 あるいはタイパという、時間節約の発想にも慣れているからかもしれない。 ただし、コストパフォーマンスが適用しにくい分野もある。子育てや家族、友達関係といった分野でコストパフォーマンスを論じ始めると、とたんに具合が悪くなる。 具合が悪くならない人も稀にいるが、こうした人間関係の問題にコストパフォーマンスという着想を持ち込むと、多くの人がアレルギー反応を起こす。だからその組み合わせを釣り餌にし、インターネットで万バズを狙う人は後を絶たない。 しかし、あえて穿った見方をしてみるなら、人生を徹底的に経済的にとらえ、個人主義的なコストパフォーマンスを追求しようとするのは“ホモ・エコノミクス”としては潔い。 経済的成功を掴むための機会を最大化し、個人としての利得を最大化させることをよしとする individual として人生を貫くなら、この考え方こそ正解だ。 そういう人間ばかりが増え続ければ少子化は加速し、人類に未来はなくなるわけだけど、教条主義的なホモ・エコノミクスは人類の未来なんて考えるべきじゃないし、死ぬまで算盤を手放さず、何のためかはわからないけれども銭を増???し、快楽を積み上げるのが筋ってものでしょう。...
11 days ago
ちょっとした話なんですが、先日かなり感慨深いことがありまして、その話のついでにゲームのBGMについての思い出話をさせていただければと思います。 しんざき家は5人家族なのですが、家族全員ゲーム好きで、皆しょっちゅうゲームを遊んでいます。 私は元々シューティングゲーマーなのですが、妻はパズルゲーム好き、長男はもっぱらSLGとRPG専門で、長女と次女は「あつまれ どうぶつの森」や「スプラトゥーン」などの任天堂系を中心に色々遊ぶ、というような守備範囲です。 最近、次女がPS4で「原神」を遊んでいます。次女は元々村瀬歩さんという声優が好きで、その方が演じるウェンティというキャラが気に入って始めたようです。 ただ次女、元々アクション要素が苦手でして、強そうなボスが出てきた時などは「パパ-!」と呼び出されて、その時だけ私が代理で戦ったりします。この前トワリン戦をクリアしてみせたらやたら感動されました。私自身は原神やってなかったので手探りなんですが、まあダッシュ回避と元素反応が強いのはなんとなく分かりました。 とはいえ、次女も最近「敵の攻撃を避けるとダメージを受けない」ということにようやく気がついたらしく、ちょっとずつ自分でも戦えるようになってきた模様です。良いことだと思います。 で、先日もパパ召喚魔法が使われたので、また中ボスでも出てきたのかなと思ったら、意外なことに「パパこの曲聴いてみて!すごいいい曲だから!」と言われまして。PS4の前に座って、しばらく原神のBGMを聴かせてもらったんですよ。 モンド城の夜間のBGMだったと思うんですけど、ピアノの出だしが綺麗な曲で、「しばらく戦ってから、帰って???てこの曲聴くのほっとするの!」とのこと。「いい曲だなー」と言ったら嬉しそうに「ねー!ピアノで弾いてみたい!」って言ってました。 私、この時、実はぶわーっと色んなことを思い出して、軽く泣きそうになってたんです。 何故かって、「親をゲーム機の前に連れてきて、ゲームのBGMを聴かせる」って、昔私もちょうど同じことを、それも何度もやってたんですよね。 今でも覚えているのが、「信長の野望...
22 days ago
知人と話をしていた時、「ビジネスパーソンとして、最も恥ずかしい行為」は何か、という話になりました。 もちろん、これには正解がありませんが、その場にいた多くの知人が挙げたのが、 「知り合い自慢ムーブ」でした。 例えば会合で、自己紹介の時に 「前職で、味の素さんの仕事ををしていたことがあって……」というと、すかさず 「役員の〇〇さん知ってますよ!」 と、話をかぶせてくるような行為。 あるいは、「楽天ポイント貯めてるんですよ」といった、他愛もない話に対して、 「三木谷さんの右腕の人と、この前飲んだんですよ……」 などと、よくわからない関係を持ち出してくるような行為。 誰だよそれ。 もちろん、「単なる知り合い」を超えて、かつて一緒に仕事をして成果を上げた仲間の話であれば、「珍しい話」として、喜ばれることもあります。...
23 days ago
夕焼けの赤色ではない おれは今年46歳になる。おれは今まで大腸内視鏡検査を受けたことがない。それどころか胃カメラを飲んだこともない。バリウムを飲んだことは一度だけある。 そんなおれが大腸内視鏡検査を受けることになった。そのことについて書く。 これを読んでいるビジネス・パーソンはたぶん意識が高い。意識が高くなくとも、レベルの高い企業に勤めている。毎年、健康診断などを受けているだろう。 いっぽうでおれは社会の底辺の零細企業勤めだ。零細企業だとどうなる? 健康診断なんてない。健康保険のなにかがあるかもしれないが、そんなものは知らずに生きてきた。おれはおれの健康に関する診断を、精神科で年に一度の血液検査を受けるだけですませてきた。 もちろん、人間40歳を過ぎれば「人間ドック」という言葉もよぎる。とはいえ、おれはペットボトルの焼酎を毎日飲むような人間だし、先もない精神障害者だ。健康なんてどうでもいい。早く死ねるならそれが救いだ、そんなふうに思っていた。 そんなおれが大腸内視鏡検査を? なぜ? 理由は単純である。便に血が混じっていた。混じっていたというか、血まみれだった。べつに痛みはなかった。痛みがあるならまだわかる。痛みがないのがわからない。夕焼けのように美しくもない、医療費がともなう赤だった。 いや、そんなものは見過ごせばいいのでは? そういう声もあるだろう。血便。おおざっぱに調べれば、それが痔なのか大腸がんなのかという話になる。実は過去にも同じような症状が出たことがあったが、そのときはスルーして、スルーできた。だが、今回はちょっと強いように思う。それになにか、この???ころ便が細切れのような気もする。...
25 days ago
京都と滋賀、そして大阪の一部には、「地蔵盆」という風習があることをご存じの人はいるだろうか。 この地で子供時代を過ごした人なら誰もが、夏休みの想い出が心をよぎるだろう想い出深い地域行事だ。 毎年8月の第3もしくは第4の土日に開催され、お地蔵さんの御魂をお迎えし感謝を捧げるお盆行事である。 子供を見守るお地蔵さんをお迎えするので、その主役は当然子供たち。 地域のお地蔵さんを華やかに飾り立てると、朝10時と昼の3時には、袋いっぱいに詰められたお菓子が自治会館で配られる。 そして子供たちは、持ち寄ったゲームやトランプなどで遊び、お腹いっぱいにオヤツを食べる。 メインは夜で、みたらし団子やかき氷の屋台が出て、それらも無料で子供たちに振る舞われるからたまらない。 さらに輪投げ大会、のど自慢カラオケ大会などが続き、この日ばかりは夜10時まで外で遊び回っても怒られない不文律があった。 そんな夢のような2日間が終わると、1週間ほどで夏休みが終わり新学期が始まる。 言ってみれば地蔵盆は、いよいよ終わってしまう夏休みの最後、線香花火の最後の輝きのような時間だった。 そんなある年の出来事だ。 小学校最後の地蔵盆なので、いつも以上に大はしゃぎしてた夜。...
29 days ago
最近、「あなたの話は、浅くてつまらない」と言われ、悩んでいる人の話を聞いた。 面と向かって「話がつまらない」と言われるのはなかなかこたえるだろう。 だが、「うまく話ができない」という悩みを持っている人は、たしかにと多いのだと、出版社のかたからも聞いたことがある。 実際、「人は話し方が9割」という、話し方に関する本は、150万部も売れている。 人は話し方が9割 いったい何が書いてあるのか。 面白いことに、この本は冒頭から ・話し方は、聞き方が9割 ・相手を観察せよ ・相手に喋らせろ ・相手のいう事を反復し、共感し、賞賛して質問せよ ・相手の求めている話をする...
about 1 month ago
ライター仲間の山田ノジルさんが原作を手がけた「ママ友は『自然』の人」というコミックを読んだ。 単行本は一冊で話が完結しているが、すくパラ倶楽部という育児サイトで、話の途中まで読むことができる。 漫画の主人公である歩美は、義実家で孤独な子育てをしていて、とあるママサークルに参加したことをきっかけに、どんどん自然派と呼ばれる思想に染まっていく。 食品添加物は悪者だと決めつけ、市販のお菓子を子供に与えないようにしたり、子供のアトピーに医薬品を使わず、体質改善のため「国産」で「オーガニック」な食品にこだわるようになったり…。 読みながら、胸がチクチク傷んだ。私にも身に覚えがある内容だったからだ。 すでに成人しているうちの子たちがまだ幼かった頃、私は育児に懸命になるあまり、「自然派」の沼にハマっていた。 自然派は、一度傾倒すると、どんどん深みにハマってしまう。なぜなら体にも環境にも「よいこと」「正しいこと」をしているはずだから。何より、「子供を思って」の行動なのだから。 沼にはまるきっかけは、息子のアトピーを生後3ヶ月目の乳児検診で相談したことだった。 季節は冬で、実家の母が手編みしてくれたウールのセーターを息子に着せていたところ、チクチクしてかゆかったのか、毛糸が当たるあご周辺の肌が赤くなってしまった。ベビーオイルや低刺激制の乳液を塗ってみたが、良くならず、肌の赤みは広がるばかり。 医師は特に何も言わなかったが、横にいた看護師さんが 「市販のスキンケアグッズは肌に悪いから、使わないほうがいい」 と言ったのだ。その一言を、私は真に受けた。医療従事者の言葉なのだから、間違いないと疑わなかったのだ。...
about 1 month ago
もう随分と昔のことだが、友人と飲んでいた時のこと。 酒を過ごした彼から、こんな本音を聞くことがあった。 「桃野さん、聞いて下さいよ。私の上司、関西の私大出身なんです。言うことに知性を感じられませんし、部下としてやってられないんですよ」 そんなことをぶちまける彼は、国内屈指の一流国立大出身。 3つ年上で“格下大学”出身の上司のことが、とにかく気に入らないという。 「悪いな、全く理解できへん。学生時代の合コンアピールならまだしも、30代にもなって学歴マウントはありえへんやろ。成果で語れよ」 「そんな正論、わかってますよ。じゃあなんで会社は、就活の時に学歴でフィルター掛けるんですか?一流企業が皆、偏差値の高い大学から採用するのは、優秀な学生が多いからですよね?」 「そんなデカい主語のことはわからへんわ。ただ、多くの企業が偏差値で学生を足切りしてる現実があることは知ってる」 「ごまかさないで下さい。つまり学歴は、優秀さを客観的に示すものってことじゃないですか。なのになんで最近、学歴を否定するような風潮があるんですか?不公平だと思うんです」 そう言うと彼は、自分がどれだけ勉強を頑張ったか。 努力の末に大学合格を勝ち取ったのかを、少し呂律が回らない口で熱心に語り続けた。 しかし言うまでもなく、ビジネスパーソンに求められるのは成果であり、学歴などではない。...