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Latest posts

Last updated 8 days ago

ささやかな幸福のシードを育てて「福利や利息」を得る

9 days ago

人はどうすれば幸福になれるでしょう? 私は、人の幸福を左右する要素として「大きな要素」と「ささやかな要素」があるといつも思っています。   幸福を左右する「大きな要素」とは、その人の人生、その人の運命を決定的に変えてしまうほど重要な要素たちです。 たとえば、結婚するかしないのか。するとしたらどんな人がパートナーか。何を仕事とし、どこでどのように働くのか。   「大きな要素」には生まれつきのものも含まれます。 生まれた家庭や自分自身の生物学的性質などは選択不可能な「大きな要素」として幸福を左右します。 そうした与件は選びようがありませんから、幸福を追求する際にはそれらの与件をどう生かすのか(またはどうかわすのか)を中心に組み立てるのが幸福追求の定石となるでしょう。   趣味も忘れてはなりません。その人が選び、アイデンティティのよすがとし、十年単位で愛顧する趣味も、幸福を左右する大きめの要素ですから、軽視し過ぎるのも考えものです。 自分の身の丈に合った趣味を、自分の感性や暮らしに合ったかたちで・自分の幸福にうまく寄与するようなかたちでやっていけると、趣味は人生の幸福を彩るでしょう。   でも、今日はそういう幸福を10%単位で決めてしまうような、幸福の主幹をなすような要素の話がしたいわけではありません。 本当は、私たちの幸不幸はもっとささやかな幸福のシードたちによっても支えられているし、それを大切に拾い集めて、人生の庭の下草として育てていくといいよねって感じの話がしたいのです。   私たちの人生をささやかに支える、ささやかな幸福のシードたち...

松本人志が一時的人工肛門になったことについて語りたい

10 days ago

松本人志が大腸がんになった 松本人志の話をする。 松本人志の名前も見たくないという人は回れ右してくれ。 松本人志の起こした問題について論じるつもりもないので、それを期待する人も回れ右してくれ。   おれは松本人志が大腸がんになり、手術を受け、一時的人工肛門(ストーマ)になったことについて語りたい。 なぜならおれも大腸がん(NET、神経内分泌腫瘍という希少がん)になり、手術を受け、一時的人工肛門になった人間だからだ。なにか語らずにはおられない。そういう気持ちになった。   しかし、そういう気持ちになって、果たして「なにか」とはなにか考えだしたら、なかなか思いつかなかった。 だから、この原稿に批判も提言も仮説も結論もない。ただ、少しでも大腸がんや(一時的)人工肛門について知ってくれる人が増えればいいと思う。   それでも腸は飛び出ている 松本人志は例の事情(正直言ってこ???については語ろうと思っても詳しく語るだけの事情を知らないのだが)によって、テレビというメディアから切り捨てられた、あるいはテレビというメディアを切り捨てた人間だ。 だから、それに付随するような新聞や雑誌などの情報も少ない。今は独自のメディア(DOWN TOWN+)を持っていて、そこから漏れ聞こえる情報のみとなっている。...

「AIひじ」を罹患しました

16 days ago

ぼくもPCも壊れました とりあえずめちゃくちゃ暑い。 外出するだけで、ものすごく疲れるので、やらなければいけないことが手につかない。   それどころか、やりたいこともやる気になれない。ついでに家庭もごたごたしていて、それに対応するだけでどっと疲れる。 なので、会議とか、急ぎの作業とか、最低限の家事とかだけやって、あとはひたすらダラダラしている。 普通に調子が悪い。   こういうことは時々あるので、また時間が経てば回復するだろうと思っていた。 ところが、悪いことは続くもので、ずっと痛いのを我慢していた左ひじが本格的に痛くなってきて、重い物を左手で持つのが辛くなってきた。 PCのキーボードを打つのも辛くて、そのせいで余計に仕事をする気になれないし、ちょっとした文章を書くのも面倒になってきた。   ぼくの場合、何か文章を書いていないと色んなリズムが崩れてくる。 案の定、それで余計に調子が狂ってしまって、土日もほとんど寝て過ごしていた。 翌週、それでも仕事はしなければいけないので、しかたなくPCを触っていたら、急にフリーズしてしまい、いくら再起動させても数分でまた固まってしまう。...

「子供が欲しい」という人が、本当に欲しいもの

17 days ago

「私、子供が欲しいんです」 そう話すのは、はるばる遠方から訪ねてきてくれた元同僚の清子さんだ。 彼女と連絡を取るのは3年ぶりだし、こうして顔を合わせるのは、実に5年ぶりだった。   「私、もう5年も婚活してて、ずっと上手くいかなくて、ついに40歳になってしまいました。すごく焦ってます」 「えっと、話を整理させてね。たしか清子さんは、5年前に前の旦那さんと離婚して、それからすぐ婚活を始めてたよね? 私はてっきり、前の旦那さんのことを早く忘れて、新しいスタートを切るために再婚したいのかと思ってたけど…」   「もちろん、それもありました」 「婚活市場には思うような人がいなかったの? 結婚を前提に条件で相手を選ぶんじゃなくて、ちゃんと好きになれる人じゃないとダメだったとか?」   「相手を好きになれたら最高だと思います。でも、そこにこだわっている訳でもないです。私はとにかく子供が欲しいから、それを理解して、協力してくれる人じゃないとダメってだけで。こっちには時間がないんだし」 「ふんふん。欲しいのは男じゃなくて子供なのね。あなたは親御さんの資産を相続して経済的には困ってないし、男の経済力をアテにする必要はないよね。なら相手が低収入でも構わないし、なんなら子種だけもらえればいいんだから、結婚はしなくていいやって、私なら考えちゃうかな。それか、どんなにお金がかかろうと、一刻も早く海外に行く。パートナーがいない女性でも精子バンクを利用して不妊治療してくれる国で、とっとと体外受精してくるわ。いっそ子連れのシングルファーザーを狙うのもアリかな。自分で産まなくても母親になれるんだから、もう出産のタイムリミットに焦る必要はなくなるし」   「えっ?」...

「国語ができる人には意味不明だけど、馬鹿には読める文章」の正体

18 days ago

元電通のコピーライターの梅田さんから新刊をいただいた。 タイトルは「言葉を武器にする経営」。 この本は「正確な言葉」「響く言葉」「真実を語る言葉」を使うように、繰り返し求めている。   これを読みながら、Xで見た話題をふと思いだした。 「言葉」を使うのは、強い自制が必要なのだなあ、と。改めて思ったのだ。   その話題とは、「国語ができる人には意味不明だけど、馬鹿には読める文章」というもの。 この見方は浅いと思う。 前から言ってるけど、「馬鹿には読める文章」というのがあるんですよ。 例えば数式なら、数学できる人には読めてもできない人には読めない。でも自然言語の文章は、国語ができる人には意味不明で解読不能だけど馬鹿にだけ読める、という不思議なことが普通にある。… https://t.co/GlDPb2dCFs — ystk...

AIが人間を使って増え続けたら人間が滅ぶ話

22 days ago

「人間が、AIが自由意志を持つまでもなくAIに滅ぼされる。まるでハリガネムシに寄生されたカマキリのように。」 AIのデータセンターによって気温が上昇するという記事を見た方が、6月29日にXに投稿したメンションの内容だ。 なんか人類、得体の知れない衝動というか、本能に突き動かされてなのか…ハリガネムシに寄生されたカマキリみたいに、AI産み落とす事に取り憑かれて、死に向かって突進してない…? https://t.co/Om2Id37pzJ — 磯光雄IsoMitsuo 仕事本三冊目発売中 (@IsoMitsuo) June 29, 2026 ハリガネムシはカマキリなどに寄生する寄生生物で、みずからの増殖のためにカマキリに自殺的行動をとらせることで知られている。...

頭のわるい人が、良く考えずに言ってしまうこと

23 days ago

「頭のいい人が話す前に考えていること」という本を、3年ほど前に書いた。 今回は、これに関して少々、付加的な話題を取り上げてみたい。   この本の最大のポイントは、 「頭が良い」とはどういうことか? という質問にある。   従来、「頭をよくする」「頭を鍛える」といった趣旨の本は、自分一人で完結する能力のことを議論していた。 例えば、論理的思考力や、IQなどの認知能力、地頭、教養、あるいは分析能力などがあるだろう。   しかし、学校ならいざ知らず。 仕事やプライベートにおいて「頭が良い」とされるのは、他者とのかかわりの中で成果を上げる能力の影響が大きい。   つまり、コミュニケーションを通じて ・信頼関係を作る ・その場を生産的にできる...

部屋を片付けられないやつはプロに頼れ

24 days ago

部屋を片付けられない人間 おれは「片付けられない人間」だ。世の中の人間を片付けられる人間と片付けられない人間に分けたら確実に後者。普通に片付けられる人間を100とすれば、おれはマイナス100だ。そんな人間の言い分は以前書いた。   おれの部屋は衣料と本で積み上がり、わけがわからなくなった。ただ、上の記事に書いたように不潔は嫌いだ。 おれのなかの基準である「不潔」だ。食べ終わったコンビニの弁当のパッケージが部屋に転がっていることはない。埋もれていることもない。そこは切り分けている。 とはいえ、おれがおれの城、Ein im Müll versinkendes Schlossにも限界というものがある。いや、おれ一人だけの世界であれば限界はなかったのかもしれないが……。   部屋も見せられない人間は信用されない 手短に言えば、干支が一回りより下の彼女に、「二年間も付き合っていて、部屋も見せられない人間とはずっと一緒にいられない」と言われた。 唐突な話ではない。ひと悶着、ふた悶着あった末のことばである。そこは割愛する。...

しんざき家オールタイムベスト絵本について家族会議した結果

30 days ago

この記事で書きたいことは、大体以下のようなことです。   ・名著「はじめてのおつかい」などの絵本を描かれた林明子先生の訃報に接しました ・林明子先生の絵本には私も妻も子どもたちも大変お世話になったので、とても寂しい気分です ・「はじめてのおつかい」について家族でわいわい話していたら、ベスト絵本についての議論になりました ・「はじめてのおつかい」を始め、しんざき家メンバーそれぞれのベスト絵本について紹介したいと思います ・しんざきチョイスの「あおくんときいろちゃん」は、恐ろしい程の視覚的分かりやすさと「色の混じり合い」を展開に取り込んだ、天才的な発想の絵本だと思います ・子どもたちには「何かを作る」あるいは「色んなところを旅する」絵本が全体的に人気である様子です(あとでかいものを料理して食べる絵本)   以上です。よろしくお願いいたします。 ということで、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。   しんざき家は5人家族、子どもが3人います。上のひとりは長男、今春から大学生。下のふたりは中学生の双子姉妹。おかげさまで、皆仲良く過ごしています。 子どもたちは全員、幼少の頃から絵本が大好きで、小学校くらいまで???毎晩のように、寝る前の絵本の読み聞かせをしていました。   一度の読み聞かせで大体3、4冊は読まされるので、長男の幼少期から通しで考えると、軽く数千回は読み聞かせをしてるんじゃないでしょうか。...

思えば20年ほど前の採用面接って、本当にサイコパスだったよね

about 1 month ago

「男の人に一目惚れして、電車で声を掛けたことがあるんです」 先日、女優の岡田結実さんがドラマの制作記者会見でそんな発言をして、場をわかせることがあった。 声を掛けられた男性もまんざらではなく、その場で連絡先までゲットできたのだという。   真偽はともかく、モデル・女優として1流に昇りつめるような女性からの声掛けであれば、多くの男性が鼻の下を伸ばすのも無理はないだろう。 眩しいやら羨ましいやらのお話だが、しかし言うまでもなくこんな“奇跡”は、岡田結実さんだから起こりえた超レアケースというものだ。 もっともオッサンの場合、若く美しい女性からの声掛けなど恐怖でしかなく、私なら全力で逃げ出してしまうが。   まして男性からの声掛けであれば、高橋恭平さんクラスのイケメンであっても多くの女性には、間違いなく恐怖だろう。 「一目惚れしたので声を掛けました!」 そんなコミュニケーションが意味するものは「一方的な認知」であり、不審人物という自己紹介に等しい。 「とても美味しいので、これ食べてみて!」 海外旅行先の屋台で、青色に光る生魚やピンク色のキノコ料理を差し出された時よりも数十倍、怖い。   しかし日本企業では、そんな恐怖の儀式にも近いことが近年まで堂々と行われていたといえば、言い過ぎだろうか。...

もうすぐ50歳だが、もう一度、恋をしたい。

about 1 month ago

ぼくは長い間「父」でしかなかった 結婚して20年近くになる。 わりとすぐに子どもが生まれたこともあり、妻とぼくは「夫婦」というよりも、子どもの「父母」である時間のほうがずっと長い気がする。   告白するが、ぼくはずっと「良い夫」ではない人生を送ってきた。 それでも妻が「夫婦」を続けてくれていることに対してぼくはもっと感謝するべきだし、そんな彼女の気持ちに応えるべく、家庭のことにもっと集中するべきなのだ。   なのに、ぼくときたら、いつも自分のことばかり考えている。 自分がどうすれば納得いく人生を送ることができるのか、そればかり考えている。 50歳を目前にして、いまだに承認欲求にまみれ、自分らしさとか、自己表現とか、そんなことばかり考えている。 それどころか、恋愛小説やラブコメマンガを夢中で読んだりしている。   結婚して、子どもがいて、「夫」というよりも「父」である時間のほうがずっと多く、恋をすることなどない自分をそうやって慰めようとしているのかもしれない。   また給料が下がった 先日、会社の評価面談があり、給料が下がることになった。...

エリートサラリーマンに、異次元のリテラシーを見た

about 1 month ago

ここ数年、大企業の方や公的機関の方とお話をする機会が増えてきて、娑婆のぜんぜん知らなかった領域が眼前に開けてきた思いがします。 今日は、そこで出会ったエリートなサラリーマンの方々についておしゃべりしたく思います。   オフ会で出会ってきた人々とはちょっと違う人々 私は30年近くインターネットで遊び続け、色々な職種の人と出会ってきたつもりでいました。 とはいえオフ会で出会ってきたのは良くも悪くもネットカルチャーに親和性のある人々、インターネットが社会のインフラと認められる前からインターネットに入れ込んでいなければならない人々でしたから、世間のマジョリティとは言えない人々だったように思い出されます。 このことに関連して、『ニコニコ動画』の創設にかかわったかわんご氏は、かつて以下のようなことを述べていました。 東大卒が頭悪いと言うのは、僕は30年以上前から思っていたんだけど、これは最近、考えが変わってきて、僕がいたパソコン周り、ネット周りとかコンテンツ周りって世の中では所詮は辺境の地であって、そこに流れついてくる東大卒って、ぶっちゃけ東大の中でも主流派になれなかった人たち。… https://t.co/5pWimrF4Ur — かわんご (@gweoipfsd) February...