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電通報 | 広告業界動向とマーケティングのコラム・ニュース

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Last updated 4 days ago

ボトムアップ型のDEIを育む、いくつかのヒント。

4 days ago

DEI(Diversity, Equity, Inclusion)は今や、多くの企業で「経営課題」の文脈で語られています。鍵となるのはトップの「リーダーシップ」。とはいえ、リーダーがいくら旗を振っても、現場が動かなければ何も変わりません。現場の従業員一人一人がいかにDEIを自分ゴトとし、自ら行動していくか。多くの経営層が頭を悩ませています。 今回は「ボトムアップ型のDEI」をテーマに、障害福祉施設や企業の現場にeラーニングコンテンツを提供している株式会社Lean on Meの志村駿介氏と、dentsu Japanのチーフ・ダイバーシティ・オフィサーである口羽敦子氏が対談。同じくdentsu JapanでDEI推進を担当する濱崎伸洋氏の司会で行いました。 アンコンシャスバイアスも虐待も、「無知」から始まる。 濱崎:お二人は初対面ですよね。まずは自己紹介をお願いします。 志村:2014年に株式会社Lean on...

“好きの呪縛”を考える~数字で読み解く「好き」と幸福のリアル

4 days ago

電通デザイアデザイン(DDD)は消費と欲望の関係から、さまざまなソリューション開発や情報発信を行う組織です。 第21回からは、DDDが2025年5月に実施した「心が動く消費調査」を分析。調査結果から得られたインサイトやファインディングスをお伝えしています。 前回の記事では、物価高も相まって、したいことや欲しいものがあっても、そのためのお金がないと感じる人が多いことが明らかになりました。今回はまた切り口を変えて、人々の持つ「○○が好き」という気持ちにフォーカスした分析をお届けします。 「好きなことを仕事に」「好きで生きる」。ポジティブな言葉が飛び交う一方で、「好き」を大切にする生き方・働き方にとらわれている人も多いのでは?「好き」に時間を割ける大人は限られているのでは?また、好きが見つからない人は逆に肩身が狭い状況もあるのでは?総じて、人々は今、自身の「好き」とどう結びついているのか。 DDDの山田茜がそんな「好き」からくる“呪縛”を仮説に掲げ、2025年5月の調査をひもといてみました。 「仮説:好きの呪縛」とは? 「推し活疲れ」という言葉に見られるように、「好きなこと」があるのに、時間の制限や精神面でその「好き」とうまく向き合えない自分にストレスを感じる、あるいは、「推し」(好きな人やこと)ブームが盛り上がる中「好きなことがない自分」を気にしてしまう、といったように“好きな人やこと”が逆に人の行動や考えを縛ってしまうのではないかという考え方。 好きなことに使う時間を「最優先」する大人たち 私は趣味でキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、活動をしています。キャリア相談でも非常に多いのが「好きなことを仕事にしたい」という言葉。検索エンジンで「就職」と検索すると、「就職 好きなこと」との予測が上位???出ることもあるくらいです。 また、SNS上では実際に好きなことを仕事にした人々の声が数多く発信されています。さらに、関連書籍の出版点数増加や若年層の調査結果からも、「好き」「やりたいこと」「自己実現」といったキーワードを軸とした生き方・働き方への需要が現在、確実に可視化され高まっていると言えるでしょう。 調査で好きなことに使う時間を「最優先」しているか否かを聞いたところ、なんと全年代の63.8%が...

現代の広告に必要不可欠な「DEI視点」とは?学生と共に考える広告表現のこれから

5 days ago

2025年7月8日、電通の関西オフィスにて、関西大学社会学部メディア専攻の守如子ゼミ・山本高史ゼミの学生32人(教授含め計34人)を招いたDEIセミナー&ワークショップを実施しました。 講師はdentsu DEI innovationsに所属するクリエイティブディレクター増山 晶氏。増山氏はDEI領域におけるソリューション開発の実績が多く、LGBTQ+やジェンダーをはじめクライアントとのプロジェクト以外にも教育コンテンツの開発、研修・セミナーなどの講師を数多く務めています。 プログラムは二部制で第一部ではDEIの基礎知識・広告事例について講義。第二部では実際にその内容が話題となった広告を取り上げ、第一部で学んだDEI視点をもとに広告をアップデートするアイデアディスカッションを実施しました。本記事では、同講義の内容やアイデアディスカッションの様子をダイジェストでお伝えします。 講師の電通 増山 晶氏 覚えておきたい、DEIの基礎知識 増山氏はまず、DEIの基礎知識としてダイバーシティ(Diversity/多様性)、エクイティ(Equity/公平)、インクルージョン(Inclusion/包摂)それぞれの意味を解説しました。 ダイバーシティとは、「人種、宗教、性別、性の在り方、年齢、障害の有無など、さまざまな組み合わせのたった一人の存在であること」です。エクイティとは、「一人一人がパフォーマンスを発揮できるよう、個々に必要なサポートをすることで社会構造のバランスが取れていない部分を補う」こと。インクルージョンは、「多様な人がお互いを尊重し価値観や個性を認め合い、共存していくこと」を意味します。...

サステナブルな商品を“選びたくなる”経済学を活用した仕掛けとは? ―サステナビリティ×プライシング②―

6 days ago

電通が2025年6月に行った消費者アンケートでは、「物価高で環境に配慮する余裕がない」という消費者意識が根強く見られました。 「サステナビリティに配慮された商品は高価格でも買いたいという意識はあるが、実際の行動には移されない」「同じ商品・同じ価格の場合、サステナビリティ配慮よりも、自分にベネフィットがあることが記載されている方が選ばれやすい」ということを複数の学術論文が示しています。 そこで今回は、経済学の見地から「高価格帯のサステナビリティ配慮商品を“選びたくなる”よう仕掛ける方法」というテーマで、大阪大学経済学部の安田洋祐教授にインタビュー。電通サステナビリティコンサルティング室の遠山若菜がお話をお伺いしました。 (左から)大阪大学経済学部 安田洋祐教授、電通 遠山若菜 <目次> ▼サステナビリティ配慮商品は、“サステナブル”ではない? ▼値上げをチャンスに変える心理戦――おとり効果で選ばれる価格設定 ▼「意味がない」から、意味がある?――シグナリング効果で企業価値を高める ▼正直な「支払い意欲」を引き出す――BDMメカニズムで需要を推計する サステナビリティ配慮商品は、“サステナブルではない”?...

広報・PR活動の最高峰を選出する「PRアワード 2025」エントリー受け付け開始

7 days ago

日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)は、8月20日(水)から「PRアワード 2025」のエントリー受け付けを開始した。 「PRアワード」は、一般企業・団体の広報部門やPR会社の施策にとどまらず、社会との共創を通じてビジネスと世の中を動かしたPublic Relations の実践事例を広く募集し、審査を通して日本を代表する優秀な活動を表彰・公開するもの。日本のコミュニケーション技術のさらなる質的向上と、人材の育成に資するとともに、パブリックリレーションズに対する一層の理解促進を目的としている。 前身となる「PR活動顕彰」は1961年に始まり、2001年に「PRアワード グランプリ」としてスタートしてから本年度で25年目となり、今年から「PRアワード」と改称する。 審査団については、審査委員長に田上智子氏(シナジア)が就任し、審査団全10人はパブリックリレーションズのプロフェッショナルに加え、学識経験者やジャーナリストで構成されている。多彩なエントリーに対し多角的な視点で評価を行うことにより、広報・PR活動の最高峰を選出するアワードの実現を目指す。 9月15日までのエントリーについては、「早期エントリー制」の導入によりエントリー料が通常の半額未満となる。早期エントリーの締め切りは9月15日(月)、最終エントリーの締め切りは10月15日(水)17:00 必着。 ■アワードの詳細およびエントリー方法はこちらから PRSJサイト:https://prsj.or.jp/pr-award/...

電通、27年卒向け秋季インターンシップのエントリー受け付け中

7 days ago

電通インターンシップ事務局は、27年卒向け秋季インターンシップの参加者を募集している。 今秋は、課題解決に向き合うマーケティング領域の仕事を、実習を通して体験する「人がおもしろく見えてくる 電通マーケティング1DAYスクール」、メディアやコンテンツを起点とした仕事を講演とワークショップで考える「メディア・コンテンツ塾~パートナーを動かす仕事術~」を実施する。 各インターンシップでは、事業現場社員が講義や講師を担当し、参加者をサポートする。インターンシップを通して、これまでとは異なる視点を身につけることができる。 ◾️インターンシップの詳細はこちらから ※エントリー数に制限はありません。すべてのインターンおよび「通常選考」は併願可能です。 ◾️マイページへの登録はこちらから ※エントリーにはマイページへの登録・ログインが必要です。 【今秋実施のインターンシップ】 ①人がおもしろく見えてくる 電通マーケティング1DAYスクール https://www.career.dentsu.jp/intern/2025/mk/...

PRの可能性を開く「PR思考による創造」 香田有希氏が見たカンヌ

11 days ago

「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」が、6月16日から20日までフランス・カンヌで開催されました。世界最大規模のクリエイティビティの祭典は参加者たちの目にどう映ったのか。それぞれの視点でカンヌの「今」をひもときます。 第1回は、PR部門の審査員を務めた電通PRコンサルティングの香田有希氏へのインタビュー。PR部門から見たカンヌの現在地とは。香田氏が考えるPRとクリエイティビティの関係とは。 香田 有希(こうだ ゆき) 電通PRコンサルティング 第3PRソリューション局 チーフ・コンサルタント。新卒で入社以降、クライアントフロントとして数々の業務に従事。近年は、グローバルプロジェクトを主に担当し、日系クライアントの海外での対外・対内広報戦略立案・実施、および外資系クライアントの日本国内でのプレゼンスの向上を目的としたPRコンサルティングや企画立案・実施に携わる。Cannes Lions PR部門審査員(2025)/Spikes Asia...

物価高時代でも「心を動かされたい!」現代の消費者マインドとは

12 days ago

電通デザイアデザイン(DDD)は消費と欲望の関係から、さまざまなソリューション開発や情報発信を行う組織です。 今回から、DDDが2025年5月に実施した「心が動く消費調査」を分析。調査結果から得られたインサイトやファインディングスをお伝えしていきます。 その第1弾として、昨今家計を圧迫する「物価高」の現象にフォーカスし明らかになった、いまどきの消費者の金銭に対する意識をDDDの立木学之がご紹介します。 食品関連の値上げが家計を圧迫 家計を苦しめるこの物価高はいつまで続くのでしょうか。 物価が高くなっても実質賃金が伸びていけば家計の負担は変わりませんが、実質賃金はむしろ下落状況が続いています(2025年5月時点) 。その結果、毎日必要となる食品関連の値上げが家計を直撃しています。 実際、2025年には加工食品で2121品目、酒類・飲料で1834品目、パンで1227品目と、実に6000を超える食品が値上げされ、「野菜がずいぶん高くなった……」と感じることも多くなったのではないでしょうか。 最近では、野菜の価格もガソリン価格も一時期より下がったものの、まだ割高感は否めません。日本人の主食である米も大幅な値上がりで、「令和の米騒動」と呼ばれる事態に発展。政府が災害時用などとして備蓄している古米を市場に解放し、店頭に行列ができた光景が記憶に新しいところです。 生活者の4人に3人が物価高への対策の必要性を感じる この物価高が続く中、消費者は今どのようなマインドになっているのでしょうか。 一般的に給与や所得が増えにくい中で物価が高止まりしてしまうと、家計において何らかの対策を講じる必要があります。今回DDDが分析した結果でも、図1の通り、全体では76.2%が対策の必要性を感じていると回答しました(「そう思う」と「ややそう思う」の合計???。...

害獣から梨を守る!LIVEカメラ監視員求む!

13 days ago

「寝たいけど寝られない時間」を、自分や誰かのための価値ある時間に変える睡眠プロジェクト「ねれないス」が、寝られない時間を利用して梨を守る害獣監視員を募集している。 「ねれないス」とは、電通のクリエイティブ部門の有志メンバーが立ち上げた睡眠プロジェクトで、「寝るまでの時間を、ナイスにしよう」というコンセプトをもとに、寝られない時間を価値に変える活動をしている。寝られない時間をただ過ごすのではなく、社会貢献活動などの誰かのためになることや、資格取得などの自分のためになるコンテンツの提供を行っている。 タヌキやハクビシンなどの動物に食べられて収穫できなくなった梨。 そのひとつとして行っているのが「害獣監視員」プロジェクト。神奈川県藤沢市を実証実験の場として、田畑を荒らすタヌキやネズミなどの害獣を監視し、農作物を守る取り組みだ。害獣が活動する夜中に、田畑に設置されたLIVEカメラを使って、不特定多数の寝られない人たちで監視。害獣を発見したらシステムに通報し田畑にアラームを鳴らし、害獣を追い払うという仕組み。まさに“監視員”の役割を、寝るまでの時間を使って誰でも簡単に布団の中からできるのだ。  梨農園に現れたアライグマ。監視員による通報&アラーム音のおかげで追い払うことに成功している。 (左)畑に設置されたスピーカー。害獣を見つけた人が特定の電話番号に電話するとアラーム音???鳴る。(右)畑に設置した監視用のLIVEカメラ。YouTubeで配信中。 去年の9月にスタートし、3回目となる今回は藤沢市の梨農園の監視員を募集している。プロジェクトリーダーである電通の丸橋佳寿子氏は「監視員といっても、特別な登録は必要ありません。YouTubeで公開されているLIVE映像を見られる時だけ、ぼーっと見て監視。害獣が現れたら、特定の電話番号に通報してアラームを鳴らし、害獣を追い払うという仕組みなので誰でも気軽に参加できます。寝られない夜に、ぜひ一度気軽に見に来てください!」と、その手軽さの魅力を語る。 藤沢市で梨農園を営む佐藤智宏氏 このプロジェクトに参加している藤沢市の梨農園を営む佐藤氏は「害獣の被害に困っている農家は多い。夜中にどこからどんな害獣が入ってくるのか把握できること、現れた瞬間にアラーム音で追い払えるのは助かる。今後、この取り組みがうまくいって他の農園にも広がっていってほしい」とコメントを寄せている。 ■LIVEカメラはこちらから(登録なし・無料) https://www.youtube.com/watch?v=avV2CSU8xko ■ねれないス公式X...

日立と電通のかけ算。toBもtoCもカバーする発想力と実装力とは?

13 days ago

左から日立製作所 赤司卓也氏、越智啓之氏、電通デジタル 高橋優太氏、電通岸本和也氏、越智一仁氏 日立製作所と電通、電通デジタルの3社による「AI for EVERY」は、生成AIを用いて生活者と企業、社会のより良い接点を構築し、さまざまな社会課題を解決しようというプロジェクトです。 フードロスを減らすために生まれた「今日の気まぐレシピ」は、その一つ。「社会課題」という大きなテーマを生成AIで解決するには、一つ先を行く「発想力」と「実装力」が必要です。 今回は、プロジェクトを主導する日立製作所(以下、日立)の越智啓之氏と赤司卓也氏、Dentsu Lab Tokyoの越智一仁氏、電通の岸本和也氏、電通デジタルの高橋優太氏による座談会をお届けします。 「今日の気まぐレシピ」の話を入り口にしつつ、お互いの発想力と実装力、さらには生成AIの真価に至るまで、日立と電通の化学反応でお話は多方面に膨らみました。 ※同姓の越智氏が2人いるため、日立の越智氏は「越智(日)」、電通の越智氏は「越智(電)」と記載します。...

「未来コンセプト」とは?未来は、これからのビジネスツール!

13 days ago

「未来を考えるなんて、専門家やSF作家の仕事じゃないの?」 正直そう感じる方も少なくないかもしれません。忙しい毎日の中では、「10年後の世界」よりも「明日の締め切りや納品」に意識が向いてしまうのが当然です。けれど、社会や市場の変化が読めなくなっている今、むしろ私たち一人一人に問われているのは、「未来」を考える、構想力だと私は考えています。 ごあいさつが遅れました。電通グループ横断組織「未来事業創研」の山田 茜と申します。2025年6月、私たち未来事業創研にとって初の書籍「未来思考コンセプト―ポストSDGsのビジョンを描く」が発売になりました。そこで、書籍の発売を記念した特別連載をスタート。 本記事では、なぜ未来を描くことが大事なのかを説明した上で、「未来」が重要なビジネスツールになり得る理由  を解説します。 「未来思考コンセプト―ポストSDGsのビジョンを描く」 発行:クロスメディア・パブリッシング/編著者:電通未来事業創研 ポストSDGs時代を目前に、未来への期待よりも課題が語られやすい今だからこそ、「未来は予測するものではなく、つくるもの」という考えを大切にし、「つくりたい未来」を描くことの必要性をビジネスと未来の関係性を交えて実用的にまとめた一冊。   未来を描くことで、よりよい社会をつくっていく   2021年に設立した電通グループ横断組織「未来事業創研」は、今年で5年目に入り、これまで数多くのクライアント案件に関わってきました。年々引き合いが増えていることもあり、未来に対するニーズの高まりをひしひしと感じる日々です。 その中でも大きく3つのニーズがあることに気が付きました。...

値上げ時代の新しい贅沢。「ひと匙プレミアム」な調味料

14 days ago

日本の食生活のトレンドを知り、これからを考える、電通「食生活ラボ」(以下、食ラボ)。本連載は、食ラボおよび他の調査データなどを踏まえて、食のキザシをひもといていきます。 今回取り上げるのは、少量で料理の満足度を底上げする「プレミアム調味料」。昨今、食卓で静かに存在感を増しています。私も食材自体に絶対的なこだわりがない一方で、味付けに使うバターやしょうゆはこだわりの製法のものや、高級素材が使用されたものを選んでいます。 自宅で非日常を味わえる「ちょっといいひと匙」は、値上げ時代の新しい贅沢になりつつある。そんな志向性について着目しました。 「塩、しょうゆ、みそなどの調味料」にお金をかけたい生活者は50.7%! 食品価格が値上がりしている中でも、“これまで以上”あるいは“これまでと同じくらい”お金をかけたい対象として、「調味料=味の決め手」になるアイテムを挙げる人が、前年より5.2ポイント増えました。 出典:電通「食生活に関する生活者調査2024」 その象徴が、少量で料理全体の満足度を底上げする「プレミアム調味料」です。コロナ禍によって自宅で料理をする時間が増え、生活者がさまざまな調味料に目が向くようになったことで、調味料市場は広がりを見せました。 価格は高めですが、各メーカー・ブランドが独自に開発した、合わせ調味料、ドレッシングなどが続々登場しています。たとえば、樽熟成しょうゆ、トリュフオイル、オリエンタルスパイスブレンドなど、それを加えるだけで、レストラン級の深いコクや国際色豊かなフレーバーを自宅で手軽に楽しめます。いつもの料理を“格上げ”してくれることが「プレミアム調味料」の価値といえます。 2025年のFOODEX JAPAN(国際食品・飲料展)でも、「プレミアム調味料」がトレンドキーワードとなりました。味だけでなく、瓶やボトルのデザイン自体が“映える”ことも相まって、SNSには“推し調味料”の投稿が相次いでいます。 安い食材でも調味料次第でおいしくなる 節約と満足度の間で揺れる生活者心理を裏づけるデータもあります。料理写真共有アプリを開発・運営するスナップディッシュの調査によると、節約を意識した料理をする中で、妥協できない点として、62.3%の人が“おいしさ“を、57.1%の人が”...